台湾のICカード「iPASS」と大阪・関西万博がコラボ!ICカードがつなぐ日台の観光交流

2025年春に開幕の大阪・関西万博に向け、台湾の交通系ICカード「iPASS(一卡通)」と万博がコラボすることが発表されました。台湾で広く使われているiPASSに、万博限定デザインが登場。価格は200元(日本円で約1,000円弱)で、日本滞在中に使えるお得な特典も付いているとのことです。

■ 日台の観光をつなぐ、ICカードの新たな役割

このiPASS特別バージョンは、大阪のインバウンド向け観光サービス「Wonder Group」や、台湾発の人気アクティビティ予約サイト「KKday」と連携し、関西エリアでの買い物や体験、ワンダークルーズの乗船料などの割引が受けられるとのこと。万博の告知にとどまらず、台湾からの訪日観光客増加を後押しする施策として期待されています。

■ 技術面の違いも興味深い

日本の交通系ICカード、たとえばSuicaやICOCAなどでは、ソニーのFeliCaチップが採用されています。一方で、台湾のiPASSは、オランダのNXPセミコンダクターズが開発したMIFAREシリーズのチップを使用しています。両者はともに13.56MHzの非接触通信技術を使っていますが、セキュリティや互換性の面で異なる規格です。

そのため、台湾のICカードがそのまま日本の交通機関で使えるわけではありませんが、今回のように特典付きの「観光向けICカード」として活用することで、両国をつなぐユニークなツールとなっているのです。

■ 当社でも幅広く取り扱っています

当社ポイント株式会社では、今回話題となったMIFAREをはじめ、日本国内で主流のFeliCaを搭載したICカードやICタグを多数取り扱っております。オリジナルデザインのカード制作や、用途に応じたタグのカスタマイズも可能です。交通、入退室管理、イベント運営など、あらゆるシーンに対応する製品をご提案しております。

■ ICカードがつなぐ国と人

今回のニュースを通じて、ICカードは単なる「支払い手段」や「移動の道具」を超え、国境を越えた人と人、地域と地域をつなぐ役割を果たしていると感じました。日本と台湾は文化的にも距離的にも近く、今後さらにICカードを活用した観光や交流の形が広がっていくことを楽しみにしています。